GHL 3.2 リリースノート

本ドキュメントでは、 GHL の 3.1 から 3.2 へのバージョンアップの内容 について述べています。

GHL 3.2 では主に 「曲線境界曲面に対するサポートの充実」と 「既存機能の利用性の向上」 が達成されています。


バージョンアップの概要

3次元:曲線境界曲面に対するサポートの充実

GHL 3.1 における曲線境界曲面は、そのベース面として開いた自由曲面のみを 対象としていましたが、GHL 3.2 では曲線境界曲面を除く全ての面をベース面 として扱えるようになりました。
利用の手引きの「対象形状の定義」の 曲線境界曲面 の項を参照して下さい。

また、曲線境界曲面の境界情報の編集作業を支援するために、 曲線境界曲面が関係する交線関数およびフィレット挿入関数については、 得られる交線やフィレットの端点が曲線境界曲面のどの境界にあるかを示す 情報も出力するようなバージョンを用意しました。

3次元:曲面の平面近似の機能追加

GHL 3.1 において、 曲線境界曲面(ベース面とその上の2次元表現による曲線境界)を与えて 平面近似を行なう関数を用意しました。 GHL 3.2 では、これに加えて ベース面と3次元表現による曲線境界を与えて 平面近似を行なう 関数を用意しました。

代表関数を用意

GHL ではこれまで「機能+入力形状タイプ」毎に独立した関数エントリを 用意していましたが、 GHL 3.2 ではこれらに加えて、 「機能」だけによる (入力形状のタイプを問わない) 関数エントリ(代表関数) を用意しました。

またこれらの関数に対する入力要素の生成は、 以下の定義関数を用いることにより、簡便に行うことが可能です。

形状定義を簡便にする関数群を用意

GHL の各機能を利用する際に、 これまでは 関数の入力情報を用意するために まず形状要素の構造体のメモリ領域を確保してから、 その領域に定義情報を直接代入するコードを書き下す必要がありました。

これらのコードを書くためには、 まず最初に構造体の構造や情報の整合性を保つための条件を 正確に把握せねばなりませんが、 GHL を利用する目的が幾何形状の基礎的な事柄の学習ではない ユーザにとっては、 そのために費やすコストが問題になることがありました。

GHL 3.2 では、このコストを少しでも軽減するために、 各種の定義情報を入力として それらに基づいた形状要素を出力する 「定義関数」群を用意しました。

なお、既に GHL の構造体に慣れ親しんでしまったユーザにとっても、 これらの関数を利用することで GHL に関するコードがコンパクトで 見やすいものになってゆくことを期待しています。

マニュアルの再構成

GHL ではこれまで主なドキュメントとして LaTeX ベースの「利用の手引き」と roff ベースの「リファレンス・マニュアル」を 用意してきましたが、 これらについては以下のような問題がありました。

GHL 3.2 では、 これらの問題を解消するために、 上記のドキュメントを HTML によるハイパーテキストとして再構成した もの に置き換えました。

多辺パッチ (S-Patch) の導入 (但し、試験的)

複数のフィレットなどが集まる部分の形状を無理なく表現するために 多辺パッチ(Sパッチ) を導入しました。 但し、今回の導入は多分に試験的なもので、 主に多辺パッチの生成と三角形分割の機能のみを サポートしています。

またこれに伴い、4辺に囲まれた領域を1枚の自由曲面で補間する 関数 も用意しました。


UNIX 版 Makefile の RANLIB マクロ変更

[この項は、GHL を UNIX 版 ソースライセンスでお使いの方だけに関係する事柄です]

ghlv3/src/Makefile では、これまで ranlib コマンドが存在する環境を デフォルトとしていましたが、GHL 3.2 では ranlib コマンドが存在しない 環境をデフォルトとするように変更しました。 これに関しては、利用の手引きの「UNIX : インストールと利用の方法」の コンパイル の項を参照して下さい。

インタフェイスの変更された関数

以下に挙げる関数は、GHL 3.2 において関数名が変わっています。
なお、 GHL 3.1 までの GHL を使っているソースファイルに 記述されている GHL の関数名を GHL 3.2 の対応する関数名に変更するスクリプトが ghlv3/etc/ghlconv32 にあります (利用方法については ghlv3/etc/README32.jis を参照して下さい)。
3.1 までの名前		3.2 での名前
---------------------------------------------------------------------------
gh2copyCrv		gh2copyRCrv	ある曲線をコピーする
gh2gtdmCrv		gh2gtdmRCrv	曲線のパラメータ定義域を得る
gh2prtrCrv		gh2prtrRCrv	ある曲線を平行移動させる
gh2rottCrv		gh2rottRCrv	ある曲線を回転させる
gh3copyCrv		gh3copyRCrv	ある曲線をコピーする
gh3copySrf		gh3copyRSrf	ある曲面をコピーする
gh3defnCbs		gh3initCbs	曲線境界曲面:初期化
gh3gtdmCrv		gh3gtdmRCrv	曲線のパラメータ定義域を得る
gh3gtdmSrf		gh3gtdmRSrf	曲面のパラメータ定義域を得る
gh3prtrCrv		gh3prtrRCrv	ある曲線を平行移動させる
gh3prtrSrf		gh3prtrRSrf	ある曲面を平行移動させる
gh3rottCrv		gh3rottRCrv	ある曲線を回転させる
gh3rottSrf		gh3rottRSrf	ある曲面を回転させる
また、以下に挙げる関数は、GHL 3.2 において引数が変わっています。
gh3gtobCbs	曲線境界曲面:外側の境界線のコピーを得る

追加された関数

代表関数:領域の獲得と解放

gh2allcCrv	構造体領域の獲得 − 曲線
gh2freeCrv	構造体領域の解放 − 曲線
gh3allcCrv	構造体領域の獲得 − 曲線
gh3allcSrf	構造体領域の獲得 − 曲線
gh3freeCrv	構造体領域の解放 − 曲面
gh3freeSrf	構造体領域の解放 − 曲面

代表関数:要素の定義

gh2defnVec	ベクトルの定義
gh2defnPnt	点の定義
gh2defnLin	直線の定義
gh2defnCir	円の定義
gh2defnCir2	円の定義(タイプ2)
gh2defnEll	楕円の定義
gh2defnEll2	楕円の定義(タイプ2)
gh2defnPar	放物線の定義
gh2defnPar2	放物線の定義(タイプ2)
gh2defnHyp	双曲線の定義
gh2defnHyp2	双曲線の定義(タイプ2)
gh2defnBzc	ベジエ曲線の定義
gh2defnBsc	Bスプライン曲線の定義
gh2defnRBzc	有理ベジエ曲線の定義
gh2defnRBsc	有理Bスプライン曲線の定義
gh2defnLsg	ラインセグメントの定義
gh2defnTrc	トリム曲線の定義
gh3defnVec	ベクトルの定義
gh3defnPnt	点の定義
gh3defnLin	直線の定義
gh3defnCir	円の定義
gh3defnEll	楕円の定義
gh3defnPar	放物線の定義
gh3defnHyp	双曲線の定義
gh3defnBzc	ベジエ曲線の定義
gh3defnBsc	Bスプライン曲線の定義
gh3defnRBzc	有理ベジエ曲線の定義
gh3defnRBsc	有理Bスプライン曲線の定義
gh3defnLsg	ラインセグメントの定義
gh3defnTrc	トリム曲線の定義
gh3defnPln	平面の定義
gh3defnPln2	平面の定義(タイプ2)
gh3defnSph	球の定義
gh3defnSph2	球の定義(タイプ2)
gh3defnCyl	円柱の定義
gh3defnCyl2	円柱の定義(タイプ2)
gh3defnCon	円錐の定義
gh3defnCon2	円錐の定義(タイプ2)
gh3defnBzs	ベジエ曲面の定義
gh3defnBss	Bスプライン曲面の定義
gh3defnRBzs	有理ベジエ曲面の定義
gh3defnRBss	有理Bスプライン曲面の定義
gh3defnLes	柱面の定義
gh3defnRvs	回転面の定義
gh3defnRts	矩形有限曲面の定義

代表関数:幾何特性評価

gh2coorCrv	あるパラメータ値での曲線の値(点)を得る
gh2cotaCrv	gh2coorCrv + 接線ベクトル
gh2cotacuCrv	gh2cotaCrv + 曲率、主法線方向
gh2evalCrv	あるパラメータ値での曲線の値(点)と導関数値を得る
gh3coorCrv	あるパラメータ値での曲線の値(点)を得る
gh3cotaCrv	gh3coorCrv + 接線ベクトル
gh3cotacuCrv	gh3cotaCrv + 曲率、主法線方向
gh3cotacutoCrv	gh3cotacuCrv + レイ率
gh3evalCrv	あるパラメータ値での曲線の値(点)と導関数値を得る
gh3coorSrf	あるパラメータ値での曲面の値(点)を得る
gh3tangSrf	あるパラメータ値での曲面の一次偏導関数ベクトルを得る
gh3pdrvSrf	あるパラメータ値での曲面の二次偏導関数ベクトルを得る
gh3curvSrf	あるパラメータ値での曲面の主曲率、主方向を得る
gh2lengCrv	曲線の長さを得る
gh3lengCrv	曲線の長さを得る

代表関数:交点/交線

gh2intsCrvCrv	2曲線の交点を得る
gh3intsCrvCrv	2曲線の交点を得る
gh3intsCrvSrf	曲線と曲面の交点を得る
gh3intsSrfSrf	2曲面の交線を得る

代表関数:相対位置判定

gh2onckPntPnt	2点が同位置を占めるかどうかを判定する
gh2onckPntCrv	ある点が曲線上にあるかどうかを判定する
gh3onckPntPnt	2点が同位置を占めるかどうかを判定する
gh3onckPntCrv	ある点が曲線上にあるかどうかを判定する
gh3onckPntSrf	ある点が曲面上にあるかどうかを判定する

代表関数:投影

gh2projPntCrv	ある点を曲線に投影する
gh3projPntCrv	ある点を曲線に投影する
gh3projPntSrf	ある点を曲面に投影する
gh3projCrvPln	ある曲線を平面に投影する

代表関数:共通法線

gh2normCrvCrv	2曲線の共通法線を得る

代表関数:接線

gh2tangPntCrv	ある点から曲線への接線を得る

代表関数:共通接線

gh2tangCrvCrv	2曲線の共通接線を得る

代表関数:要素生成

gh2genrLin2P	2点を通過する直線を得る
gh3genrLin2P	2点を通過する直線を得る
gh2genrCir3P	3点を通過する円を得る
gh2genrCir2PT	通過する2点とその接線方向から円を得る
gh2genrEll2F	2焦点から楕円を得る
gh2genrPar3P	3点を通過する放物線を得る
gh2genrPar2P	頂点と焦点より放物線を得る
gh2genrPar3PA	3点と軸の角度より放物線を得る
gh2genrHyp3PAA	3点と軸および漸近線の角度より双曲線を得る
gh2genrCnc5P	5点を通過する円錐曲線を得る
gh2genrBscINTP	点列をBスプライン曲線で補間する
gh2genrBscAPRC	ある精度で点列をBスプライン曲線で近似する
gh3genrBscINTP	点列をBスプライン曲線で補間する
gh3genrBscAPRC	ある精度で点列をBスプライン曲線で近似する
gh3genrBssINTP	点網をBスプライン曲線で補間する
gh3genrBssAPRC	ある精度で点網をBスプライン曲線で近似する
gh2convCrvLsg	曲線を直線近似した点列を得る
gh3convCrvLsg	曲線を直線近似した点列を得る
gh2convCrvRBzc	曲線を再現する有理ベジエ曲線を得る
gh2convCrvRBsc	曲線を再現する有理Bスプライン曲線を得る
gh3convCrvRBzc	曲線を再現する有理ベジエ曲線を得る
gh3convCrvRBsc	曲線を再現する有理Bスプライン曲線を得る
gh3convSrfRBzs	曲面を再現する有理ベジエ曲面を得る
gh3convSrfRBss	曲面を再現する有理Bスプライン曲面を得る
gh3ispmSrf	曲面の等パラメータ曲線を得る

代表関数:フィレット挿入

gh2ifltPntPnt	2点間にフィレットを挿入する
gh3ifltPntPnt	2点間にフィレットを挿入する
gh2ifltPntCrv	点と曲線の間にフィレットを挿入する
gh3ifltPntCrv	点と曲線の間にフィレットを挿入する
gh3ifltPntSrf	点と曲面の間ににフィレットを挿入する
gh2ifltCrvCrv	2曲線間にフィレットを挿入する
gh3ifltCrvCrv	2曲線間にフィレットを挿入する
gh3ifltCrvSrf	曲線と曲面の間にフィレットを挿入する
gh3ifltSrfSrf	2曲面間にフィレットを挿入する

代表関数:オフセット

gh2ofstCrvBzc2	曲線のオフセットをベジエ曲線で近似する(タイプ2)
gh2ofstCrvBsc2	曲線のオフセットをBスプライン曲線で近似する(タイプ2)
gh3ofstPntBzs2	点のオフセットをベジエ曲面で近似する(タイプ2)
gh3ofstPntBss2	点のオフセットをBスプライン曲面で近似する(タイプ2)
gh3ofstCrvBzs2	曲線のオフセットをベジエ曲面で近似する(タイプ2)
gh3ofstCrvBss2	曲線のオフセットをBスプライン曲面で近似する(タイプ2)
gh3ofstSrfBzs2	曲面のオフセットをベジエ曲面で近似する(タイプ2)
gh3ofstSrfBss2	曲面のオフセットをBスプライン曲面で近似する(タイプ2)

リスト処理

gh_lstmSchNSmplProc	リストデータ処理 − ノードのデータのアドレスを比較する

1次元:ラインセグメント操作、その他

gh1coorLsg	あるパラメータ値でのラインセグメントの値(点)を得る
gh1copyRCrv	ある曲線をコピーする
gh1cotaLsg	gh1coorLsg + 接線ベクトル
gh1distPntPnt	2点間の距離を得る
gh1diviLsg	ラインセグメントを分割する
gh1evalLsg	あるパラメータ値でのラインセグメントの値(点)と導関数値を得る
gh1lengLsg	ラインセグメントの長さを得る
gh1rvrsLsg	ラインセグメントの向きを逆にする
gh1trncLsg	ラインセグメントの前後を切断する

2,3次元:トリム曲線、複合曲線操作

gh2diviCmc	複合曲線を分割する
gh2diviTrc	トリム曲線を分割する
gh2enbxTrc	トリム曲線の存在領域(矩形)を得る
gh2mergCmc	複合曲線を結合する
gh3diviCmc	複合曲線を分割する
gh3diviTrc	トリム曲線を分割する
gh3mergCmc	複合曲線を連結する

3次元:曲線境界曲面操作

gh3cnctlsgRSrf	曲面上のラインセグメントを補正する
gh3convCbsSTri2	曲線境界曲面を平面(三角形の集合)で近似する(タイプ2)
gh3convRSrfSTri2	曲面を平面(三角形の集合)で近似する(タイプ2)
gh3dvdbCbs	曲線境界曲面:外境/内境が基礎面の境界を跨がないように分割する
gh3gtppCbs	曲線境界曲面:与えられたパラメータ値が基礎面のどの周期あるかを得る
gh3hnciCbs	曲線境界曲面:開いた形式の内境の番号を返す
gh3hncoCbs	曲線境界曲面:開いた形式の外境を持つかどうかを返す
gh3icboCbs	曲線境界曲面:基礎面上の曲線と外境/内境との交点を得る
gh3trppCbs	曲線境界曲面:与えられたパラメータ値を指定の周期に移動させる

3次元:フィレット挿入

gh3ifltBscCbs	Bスプライン曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltBssCbs	Bスプライン曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltBzcCbs	ベジエ曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltBzsCbs	ベジエ曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltCbsCbs	2曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltCirCbs	円と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltConCbs	円錐面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltCylCbs	円柱面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltEllCbs	楕円と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltHypCbs	双曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltLesCbs	柱面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltLinCbs	直線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltParCbs	放物線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltPlnCbs	平面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltPntCbs	点と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBscCbs	有理Bスプライン曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBssCbs	有理Bスプライン曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBzcCbs	有理ベジエ曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBzsCbs	有理ベジエ曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRtsCbs	矩形有限曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRvsCbs	回転面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltSphCbs	球面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する

3次元:交線(曲線境界曲面の境界線に対する情報付き)

gh3intsBssCbsWCBP	Bスプライン曲面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsBzsCbsWCBP	ベジエ曲面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsCbsCbsWCBP	曲線境界曲面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsConCbsWCBP	円錐面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsCylCbsWCBP	円柱面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsPlnCbsWCBP	平面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsRBssCbsWCBP	有理Bスプライン曲面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsRBzsCbsWCBP	有理ベジエ曲面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsRtsCbsWCBP	矩形有限曲面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsSphCbsWCBP	球面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsTLesCbsWCBP	柱面と曲線境界曲面の交線を得る
gh3intsTRvsCbsWCBP	回転面と曲線境界曲面の交線を得る

3次元:フィレット挿入(曲線境界曲面の境界線に対する情報付き)

gh3ifltBscCbsWCBP	Bスプライン曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltBssCbsWCBP	Bスプライン曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltBzcCbsWCBP	ベジエ曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltBzsCbsWCBP	ベジエ曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltCbsCbsWCBP	2曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltCirCbsWCBP	円と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltConCbsWCBP	円錐面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltCylCbsWCBP	円柱面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltEllCbsWCBP	楕円と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltHypCbsWCBP	双曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltLesCbsWCBP	柱面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltLinCbsWCBP	直線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltParCbsWCBP	放物線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltPlnCbsWCBP	平面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltPntCbsWCBP	点と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBscCbsWCBP	有理Bスプライン曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBssCbsWCBP	有理Bスプライン曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBzcCbsWCBP	有理ベジエ曲線と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRBzsCbsWCBP	有理ベジエ曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRtsCbsWCBP	矩形有限曲面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltRvsCbsWCBP	回転面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する
gh3ifltSphCbsWCBP	球面と曲線境界曲面間にフィレットを挿入する

3次元:要素生成

gh3intpBlBss	4線からなる境界をBスプライン曲面で補間する

3次元:Sパッチ

gh3allcGS		Sパッチの初期化
gh3convGSBzs		Sパッチをベジエ曲面で近似する
gh3convGSSTri		Sパッチを三角形群に変換する
gh3coorGS		Sパッチの幾何特性評価
gh3cretGS		Gregory Sパッチを生成する
gh3freeGS		Sパッチを解放する
gh3incdGS2		Sパッチの次数上げ
gh3normGS		Sパッチの法線ベクトルを求める

不具合の修正

gh3intsBzsBzs, gh3intsPlnBzs
2面が(交わるのではなく)接している箇所で交線が揺れる場合がある 問題を改善しました。
gh3projPntBzs
曲面の少し外側にある点(曲面に乗っていると考えたい)から投影点が 得られないことがある場合がある問題を修正しました。
gh3projPntBzs
縮退した曲面の縮退点の位置からその曲面に投影しようとすると、関数 が返ってこない(ように思えるほど処理時間がかかる)場合がある問題を 修正しました。
gh3convCbsSTri
複数セグメントからなるBスプライン曲面をベース面とする曲線境界曲面を 与えると Segm. Fault する場合がある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch05 に収録済み)
gh3gtdmLsg, gh3gtdmRts
K&R C でコンパイルエラーが出る問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch04 に収録済み)
gh2gtdmLsg
K&R C でコンパイルエラーが出る問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch04 に収録済み)
gh3ispmBss
閉じたBスプラインに対してパラメータの扱いが周期的になっていない問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch03 に収録済み)
gh3convCbsTri
内部境界がある場合に解が得られないことがある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch03 に収録済み)
gh3ints*Cbs
複数の内部境界を持つ曲線境界曲面に対して、正しい解が得られないことが ある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch03 に収録済み)
gh2gtdm*
gh3intsSrfCbs.c の不具合を修正する際に新たに必要となった処理を関数と して用意しました。
(GHL 3.1 の 2D_patch03 に収録済み)
gh2ksctBsk, gh2ksctBsk2
閉じたBスプラインに対してパラメータの扱いが周期的になっていない問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 2D_patch03 に収録済み)
gh2tang{CirEll,EllEll,EllHyp,ParPar,ParHyp,HypHyp}
解を求める際の方程式の次数が低い場合の処理コードにタイプミスがある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 2D_patch03 に収録済み)
gh3intsBssBss, gh3intsPlnBss, etc.
内部関数 is_same_lsg() で部分的な重複がある場合に、短い方を 切断する処理で、パラメータ値の点列の点数を更新していない問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch02 に収録済み)
gh3intsBscBzs
解のパラメータ値がずれる可能性がある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch02 に収録済み)
gh3lengLsg
長さが正しく求まらないことがある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 3D_patch01 に収録済み)
gh2lengLsg
長さが正しく求まらないことがある問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 2D_patch01 に収録済み)
gh2hndlVrni
PowerMacintosh 上の CodeWarrior7 でコンパイルすると warning が出る問題を修正しました。
(GHL 3.1 の 2D_patch01 に収録済み)
貴重な時間を費やして、 不具合を御報告頂いた皆様に改めて感謝致します。 ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い致します。

サポートに関する御連絡は、以下の宛先へお送り下さい。

株式会社 精密形状処理研究所
FAX:03-5276-6478

GHL 企画/開発スタッフ

企画
柿下 尚武	naokak@pml.co.jp	
長谷川 亨	hasegawa@sra.co.jp
開発
鹿野 信幸	shikano@pml.co.jp
徐 子韜		zitao@pml.co.jp
伊藤 英明	hideit@pml.co.jp

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