GHL 3.4.8 patch 01 リリースノート

本ドキュメントでは、 GHL 3.4.8 に対するパッチ 01 の内容 について述べています。



追加された関数

関数: [2D] gh2jdgwCLsg2()
gh2jdgwCLsg2() は gh2jdgwCLsg() の別バージョンで 閉曲線の向きを小さな自己干渉を無視して判断しようとします。

関数: [2D] gh2jdgwCCmc2()
gh2jdgwCCmc2() は gh2jdgwCCmc() の別バージョンで 閉曲線の向きを小さな自己干渉を無視して判断しようとします。

修正された不具合

関数: [3D] gh3intsSTriSTri()
二つの三角形集合の中に交わりの端点が互いの辺上にくる三角形の組合せがある場合に 正しい解を返さないことがありました。

関数: [2D] gh2smlpCCmc() gh2smlpCCmc2()
与えられたオフセット曲線が自己交差ではなく 自己重複 (self overlapping) する部分を持つ場合に 分割後のループの有効性の判断を誤ることがありました。

関数: [2D] gh2intfTrcTrc()
二つの円弧がパラメータ 0 もしくは 2πの位置で接触する場合に 正しくない重複を返すことがありました。

関数: [2D] gh2sop[sc]CCmcCCmc(), gh2sop[sc]PlgPlg()
与えられた二つの曲線が (はっきりした交差ではなく) 接触する部分を 持つ場合に正しい解が得られないことがありました。

関数: [2D] gh2lengCmc()
与えられた *pint の increase が負の場合に 正しい解を返さないことがありました。

関数: [3D] gh3lengCmc()
与えられた *pint の increase が負の場合に 正しい解を返さないことがありました。

関数: [2D] gh2sop[sc]CCmcCCmc(), gh2sop[sc]PlgPlg()
与えられた二つの曲線が接触する部分を持つ場合に 閉じない結果を返すことがありました。

関数: [2D] gh2norm???Cmc(), gh2norm???Trc(), gh2tang???Cmc(), gh2tang???Trc()
メモリーリークを起こすことがありました。

関数: [3D] gh3lengCmc()
閉じた曲線に対して 0 以外の値を開始点として曲線全域の長さを求めようとすると 正しい解を返さないことがありました。

関数: [2D] gh2lengCmc()
閉じた曲線に対して 0 以外の値を開始点として曲線全域の長さを求めようとすると 正しい解を返さないことがありました。

関数: [2D] gh2convCmcLsg()
閉じた曲線に対してプライマリな定義域を外れたパラメータ区間を与えると 正しい解を返さないことがありました。

関数: [3D] gh3convCmcLsg()
閉じた曲線に対してプライマリな定義域を外れたパラメータ区間を与えると 正しい解を返さないことがありました。

関数: [2D] gh2convCirLsg()
与えられた円の半径が tol 以下である場合を考慮していませんでした。

関数: [2D] gh2ofstCmcCmcByBzc2(), gh2ofstCmcCmc2ByBzc2(),
オフセット結果として残すべき部分をトリミングしてしまうことがありました。

ファイル: [2D] gh2evalBsc.c gh2evalBzc.c gh2evalRsc.c gh2evalRzc.c
ある種のコンパイラにおいて void gh2leng???() の戻り値に関する警告が出る問題を修正しました。

ファイル: [3D] gh3evalBsc.c gh3evalBzc.c gh3evalRsc.c gh3evalRzc.c
ある種のコンパイラにおいて void gh2leng???() の戻り値に関する警告が出る問題を修正しました。

ファイル: [TEST/YBS] ybs_define_{cbs,les,rts,rvs,trc}.c
メモリーリークを起こすことがありました。
貴重な時間を費やして、 不具合を御報告頂いた皆様に改めて感謝致します。 ありがとうございました。

GHL 企画/開発担当者

柿下 尚武
長谷川 亨
鹿野 信幸
伊藤 英明

今後ともよろしくお願い致します。


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